No.026 呪いの指輪

分類:装備

概要

《呪いの指輪》は、本来《祝福の指輪》と呼ばれる契約装備である。

愛情、信頼、協力、
そして新たな人生の始まりを象徴する装備として、
多くの旅人は祝福のもと受け取る。

しかし、この装備には一つだけ特徴がある。

装備者ではなく、契約そのものを映す。

互いを尊重し支え合う契約であれば、祝福の装備として旅人を守る。

一方、支配や境界線侵害、
責任転嫁が繰り返される契約では、《呪いの指輪》へと姿を変える。

呪いが進行すると、

「結婚したのだから我慢すべき」
「家族なのだから支えるべき」
「自分がもっと努力すればよい」

といったスクリプトが自動再生され、
旅人は【指輪を外す】という発想そのものを失っていく。

よく見られるセリフ

「結婚したんだから。」
「家族なんだから。」
「これくらい我慢しないと。」
「私が支えなきゃ。」
「相手にもいいところはあるし。」
「せっかくここまで続けてきたから。」
「離婚するほどではない気がする。」
「私がもう少し頑張れば。」

観察結果

《呪いの指輪》は、最初から呪物ではない。

旅人が受け取る時点では、
多くの場合《祝福の指輪》として機能している。

支配、責任転嫁、境界線侵害などが繰り返されることで、
少しずつ装備は変質し、《呪いの指輪》となる。

そのため、同じ装備であっても、
祝福として輝き続ける旅人もいれば、
呪物へ変質する旅人もいる。

得意なこと

関係の継続を最優先にさせること。

我慢を美徳へ変換すること。

離脱への罪悪感を増幅すること。

外部からの支配を「家族のため」と誤認させること。

過去の投資を理由に、現在の損失を受け入れさせること。

苦手なこと

事実と記録。

第三者の視点。

安全な場所での休息。

「結婚していても嫌なものは嫌」と認めること。

《境界コンパス》
《違和感センサー》
《解呪の灯火》

装備条件

婚姻、同居、共同生活など、
「関係を続けること」に強い意味を持たせたときに装備される。

ただし、装備しただけで呪われるわけではない。

相手からの支配と、装備者自身の我慢が長期間重なることで、呪いが発生する。

また、周囲の

「離婚は失敗」
「子どものために我慢」
「夫婦は支え合うもの」

といった言葉が、呪いの強化素材になることもある。

使用メモ

《呪いの指輪》は、
モラリアへ足を踏み入れるきっかけとなる装備の一つである。

多くの旅人は結婚という契約を通じてこの装備を受け取るが、
人生にはこれ以外にも様々な契約装備が存在すると言われている。

関連項目

地図メモ

《呪いの指輪》は、

《外面神殿》
《支配の塔》
《忘却の渓谷》
で効力が増しやすい。

一方、
《静寂の森》
《共感の図書館》
では、
指輪が本当に祝福の装備なのか、
それとも呪物へ変質しているのかを確認できる。

指輪は、人生を縛るための輪ではない。

装備したことで自分を失うなら、それは祝福ではなく呪いである。

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