No.025 境界設置

分類:防御魔法

概要

《境界設置》は、
自分と他者の責任・感情・課題を切り分ける防御魔法。

発動すると目には見えない境界線が展開され、
不必要な干渉や支配魔法の侵入を大幅に軽減する。

守備障壁《NO》が「断る魔法」なら、
《境界設置》は「そもそも侵入させない魔法」である。

熟練した旅人ほど常時展開しており、
本人は意識していなくても自然に発動していることが多い。

よく見られるセリフ

「それはあなたの問題ですね。」
「そこまで責任は負えません。」
「私は私、あなたはあなた。」
「助けることと背負うことは違います。」
「その判断はあなたが決めてください。」
「今日はここまでにします。」
「私はそういう考えです。」

観察結果

《境界設置》は、人との距離を作る魔法ではない。

責任の境界を明確にする魔法である。

発動すると、
「相手が怒っている」という事実と、

「だから私が悪い」という思い込みが切り離される。

その結果、
相手の機嫌や期待だけで行動することが減り、
自分の意思で判断できるようになる。

一方、境界線を利用して他者を支配してきた者は、
この魔法を「冷たい」「自己中心的」と誤認しやすいことが報告されている。

得意なこと

責任転嫁を防ぐこと。

過干渉を軽減すること。

罪悪感による操作を防ぐこと。

自分の時間と心を守ること。

健全な人間関係を維持すること。

苦手なこと

相手を変えること。

相手の不機嫌を消すこと。

すべての人に理解されること。

境界線を尊重しない相手との長期戦。

発動条件

自分にも境界線を持つ権利があると認めること。

相手の課題と自分の課題を区別すること。

違和感を無視しないこと。

「嫌われないこと」より「自分を守ること」を優先すること。

攻略メモ

《境界設置》は、一度完成すると非常に安定した防御性能を持つ。

ただし、発動直後は《罪悪感》による揺り戻しが起こりやすく、
「言いすぎたかな。」
「私が悪かったかも。」
という幻惑魔法を受けることがある。

その際は《境界コンパス》《違和感センサー》
と併用すると効果が安定する。

なお、境界線とは壁ではない。

出入り口のあるフェンスである。
信頼できる相手は自由に通し、不当な侵入だけを防ぐことが本来の目的である。

関連項目

地図メモ

《境界設置》は《静寂の森》で最も習得しやすい防御魔法とされている。

一方、《支配の塔》や《外面神殿》では、
「家族なんだから。」
「それくらいやって当然。」
「空気を読め。」
という幻惑魔法によって境界線が見えにくくなる。

しかし旅人たちは知っている。

境界線は、人を拒絶するために引くものではない。

安心して人とつながるために、最初に必要な魔法なのである。

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