No.006 他者軽視の呪い

分類:認知のクセ

概要

自分に近い相手の意見や感情を軽く扱い、
外部の人や権威ある人物の言葉だけを「正しい情報」として受け取る認知のクセ。

相手の話の内容ではなく、
誰が言ったかによって評価が変わります。

よく見られるセリフ

  • 「お前の言うことは信用できない」
  • 「専門家が言うなら分かる」
  • 「他の人はそんなこと言ってない」
  • 「家族なんだから、それくらい我慢すればいい」
  • 「そんなに嫌なら、もっと早く言えばよかっただろ」

※実際には何度も言われていることがあります。
便利な記憶消去機能つきです。

観察結果

  • 最も事情を知る人の意見ほど軽視されやすい
  • 家族からの指摘を、助言ではなく支配や攻撃と受け取りやすい
  • 外部の人が同じ内容を話すと、突然納得することがある
  • 相手が離れない前提で、扱いが雑になりやすい
  • 親密さを「配慮しなくてよい権利」と誤認する

得意なこと

  • 外部評価への適応
  • 権威や世間体を察知すること
  • 他人の前で印象を整えること
  • 身内以外には礼儀正しく振る舞うこと

ここがまた腹立つところです。
能力がないのではなく、使用対象を選んでいる

苦手なこと

  • 身近な相手を独立した人格として扱うこと
  • 内容だけを見て意見を評価すること
  • 家族からの指摘を受け入れること
  • 親密な関係でも敬意を保つこと
  • 自分を支える人の負担を認識すること

発動条件

  • 配偶者や子どもなど、簡単には離れない相手がいる
  • 自分より立場が弱いと判断した相手から指摘される
  • 家庭内など、外部の目が入りにくい
  • 自尊心を守るために相手を格下扱いする必要が生じる

攻略メモ

  • 同じ説明を繰り返せば伝わる、とは限らない
  • 外部の専門家や第三者を利用すると通る場合がある
  • 口頭だけでなく、記録や文書を残す
  • 相手に認めさせることより、自分の安全と判断を優先する
  • 「家族だから分かってくれるはず」という期待を下げる
  • 外では普通に振る舞える場合、「できない」のではなく「しない」可能性も見る

関連項目

地図メモ

身近な人の言葉だけが通じないとき、説明の質が低いとは限りません。

相手が、

内容ではなく、話した人の序列で情報を選別している

可能性があります。

第三者が同じことを言った途端に採用されたなら、
それはあなたの説明不足ではなく、
あなたの言葉だけを安く扱う仕組みがあったのかもしれません。

最も近くにいる人の声が聞こえなくなり、代わりに他人の声が「正義」として響く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA