分類:エリア
概要
《外面神殿》は、モラリア王都の中心部に建つ巨大な神殿。
ここでは
「良い人」
「良い親」
「良い夫婦」
「良い家族」
といった理想像が神託として語られ、
住民たちは日々その教えを学んでいる。
神殿の教え自体は、一見すると善良で道徳的なものばかりである。
しかし、それらが個人の事情や安全より優先され始めたとき、
教えは旅人を縛る呪いへと変質する。
神殿の本当の祭神は「幸福」ではない。
世間体である。
よく聞かれる神託
「家族なんだから。」
「夫婦は支え合うもの。」
「親なんだから我慢しなさい。」
「悪い人ではないでしょう?」
「世間からどう見られると思う?」
「離婚は子どもがかわいそう。」
「あなたにも原因があるんじゃない?」
「相手にも感謝しないと。」
「みんなそうやって生きています。」
観察結果
《外面神殿》では、
「本当に幸せか」よりも「幸せそうに見えるか」が重視される。
そのため、旅人が
「苦しい。」
「怖い。」
「もう限界です。」
と訴えても、
「もう少し頑張れば。」
という祝詞で上書きされることがある。
また、この神殿では
《常識信仰の霧》が常に発生しており、
長時間滞在すると違和感を正常に判断しづらくなる。
神官たちに悪意はない。
彼らもまた、幼い頃から同じ教えを信じてきた住民である。
だからこそ、呪いは善意の姿で広がっていく。
主な効果
《罪悪感》の付与。
《自己否定》の強化。
《常識信仰の霧》の濃度上昇。
《違和感センサー》の感度低下。
《境界コンパス》の精度低下。
世間体を優先する思考の促進。
危険区域
礼拝堂では「我慢は美徳」の祝詞が終日流れている。
相談室では、
旅人自身の安全よりも関係維持を優先する助言が行われることがある。
中央祭壇には巨大な《世間体の鏡》が設置されており、
自分ではなく他人の視線ばかりが映し出される。
攻略メモ
《外面神殿》の教えが、すべて間違っているわけではない。
家族を思いやること。
感謝すること。
助け合うこと。
それ自体は尊い価値である。
問題は、それらが一方向だけに求められた瞬間である。
旅人は神託を聞いたら、一つだけ確認するとよい。
「その教えは、全員に同じように適用されていますか?」
もし答えが「No」なら、
その教えは祝福ではなく呪いへ変質している可能性が高い。
《違和感センサー》と《境界コンパス》を装備した状態での参拝を推奨する。
関連項目
- エリア《モラリア王都》
- 状態異常《常識信仰の霧》
- 状態異常《自己否定》
- 状態異常《罪悪感》
- アイテム《違和感センサー》
- 装備《境界コンパス》
- アイテム《解呪の灯火》
- エリア《共感の図書館》
地図メモ
《外面神殿》は王都中央広場の東側に位置する。
王都でも特に参拝者が多く、
「良い人」でありたい住民ほど頻繁に訪れる。
一方で、神殿を出て《共感の図書館》へ向かう旅人も少なくない。
そこでは初めて、
「本当に大切なのは、誰からどう見えるかではなく、自分がどう生きたいかだった。」
という記録に出会うことができる。
旅人が世界に託したひとしずくの力が、小瓶となりモラリアの地に届く。
量は問われない。小瓶はそっと物語の糧となり、時折、住人へ不思議な変化をもたらす。