【第16話】私たち3人で、生きていく。と決めた日

ある夜の静かな覚悟

子どもたちが眠ったあと、
リビングでひとり座っていた。

夫のいない夜。

不安もあったけど、ふとこう思った。

もう、戻らなくてもいいんじゃない?

決断の理由

何年も我慢してきた

子どものために、と何度も思いとどまった。

でも、子どもはちゃんと見ている。

怖い顔の父親、無理して笑う母親。

このままじゃ、
子どもの心まで壊れる。

そう確信したあの日、私は離れる決意をした。

始まりの日

あの夜から、私たちは「3人家族」になった。

さみしいけど、自由。

誰にも怒鳴られず、
誰にも踏みにじられず、
小さな笑い声が響く家。

3人で生きていこう。

そう決めた日は、悲しいようで、
実は――新しい人生の始まりだった。


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