分類:回復魔法
概要
《一笑解呪(いっしょうかいじゅ)》は、
笑うことで呪いの効力を弱める高位回復魔法。
出来事そのものを消し去る魔法ではない。
傷や記憶は残る。
しかし、それを「恐怖」ではなく「物語」として語れるようになった瞬間、
呪いは少しだけ力を失う。
モラリアでは古くから「笑えた日は、回復が始まった日」と言われている。
よく見られるセリフ
「今だから笑える。」
「ネタにしよう。」
「それは面白すぎる。」
「なんでそうなるの。」
「もう笑うしかない。」
「当時は大変だったけどね。」
「記事一本書けそう。」
観察結果
《一笑解呪》は、出来事を軽く扱う魔法ではない。
十分に悲しみ、怒り、傷ついた者だけが習得できる高度な回復術である。
無理に笑おうとしても発動しない。
「笑ってはいけない出来事」を笑う魔法ではなく、
「もう笑えるところまで回復した」
という結果として自然に発動する。
なお、効果範囲は自分だけでなく、
周囲の旅人へも小規模なHP回復効果を与える。
得意なこと
精神ダメージの回復。
状態異常《説明疲労》の軽減。
状態異常《自己否定》の緩和。
空気を少し軽くすること。
絶望を経験へ変換すること。
苦手なこと
発動を急ぐこと。
感情を無視すること。
無理に前向きになること。
悲しみの途中にいる旅人へ強制すること。
発動条件
安全な場所にいること。
出来事を客観視できるだけの時間が経過していること。
信頼できる仲間と語り合えること。
「笑ってもいい」と自分へ許可を出せたこと。
攻略メモ
《一笑解呪》は戦闘中には発動しにくい。
まずは逃げること。
休むこと。
泣くこと。
怒ること。
それらを経た先で、
「なんであんなことになったんだろう。」
と笑えた瞬間、魔法陣は静かに完成する。
なお、旅人の間では《ネタ昇華》という俗称でも親しまれている。
関連項目
- 回復魔法《休息》
- 回復魔法《共感》
- 回復魔法《睡眠》
- 状態異常《説明疲労》
- 状態異常《自己否定》
- アイテム《解呪の灯火》
地図メモ
《一笑解呪》は《共感の図書館》や《酒場》など、
安心して語り合える場所で発動例が多く報告されている。
一方、《外面神殿》では
「そんなことで笑うなんて不謹慎」という幻惑魔法の影響を受け、不発に終わることがある。
笑うことは、傷を否定することではない。
傷に支配される人生を終わらせる、小さな解呪である。
旅人が世界に託したひとしずくの力が、小瓶となりモラリアの地に届く。
量は問われない。小瓶はそっと物語の糧となり、時折、住人へ不思議な変化をもたらす。