── 初デートファミレス男と妻に高年収要求男に共通する致命点
一見正反対に見える二人
SNSの婚活垢界隈では、よくこんな男性が登場しては炎上している。
- 結婚相手にも高収入を求める男性
- 初デートはファミレスで十分だと考える男性
金遣いも価値観も、正反対に見えるこの二人。
でも、よく見てみると
この二人はまったく同じ場所でつまずいている。
問題は「ケチか欲張りか」ではない。
関係の始め方の設計そのものだ。
彼らの合理性、ここまでは納得
高収入を求める男の合理性
- 将来の金銭面での不安を減らしたい
- 共働き前提は現実的
- 自分だけが背負うのは避けたい
ファミレス男の合理性
- 初対面で過剰投資したくない
- 見栄で判断されたくない
- コスパの悪い失敗を避けたい
わかる。めちゃくちゃ分かる。普通に考えて、時間も金も有限だ。
どちらの男性も悪人ではない。
むしろ「失敗したくない」「損をしたくない」
という、とても人間らしい動機とさえ思う。
こう考える人たちは間違っていない。
合理性には種類がある。
- 経済的な合理性
- 時間の合理性
- リスク管理の合理性
この点で彼らは満点だ。
でも、欠けているものがある
残念ながら、最適化している変数が少し足りない。
それは
- 人間関係の合理性
- 信頼構築の合理性
- 「この人となら負けてもいいか」の合理性
これらが計算式に入っていない。
この人たちの共通点を一言で言うと、関係を始める段階ですでに逃げ腰。
にも関わらず、そんな姿勢を
「合理的」「現実的」「大人な考え」
と、むしろ誇りにさえ思っている。
人はここを見ている
「合理的であること」と
「相手が安心して関わりたいと思うこと」は
別の最適化問題なのだ。
- 合理性 = 自分の損失最小化
- 安心感 = 相手の損失も引き受ける姿勢
この目的関数が違う。
人間関係は、
「どちらがどれだけリスクを引き受けたか」を驚くほど正確に感じ取る。
ちょっと想像してみてほしい。
ある日、あなたは会社でかばんの中身を盛大にぶちまけてしまった。
同僚たちが各々忙しくしている中、
ある人は横目に見てスルーし
またある人は真っ先に一緒に拾ってくれた、としたら。
時間内にめいいっぱい仕事で成果を出すのなら、横目にスルーがきっと正解なのだろう。
でも好感をもつのは、ちょっと手間をかけて一緒に拾ってくれた人なのではないだろうか。
「初手から生活費を期待される違和感」
「初手からコスト最小化される違和感」
どちらも、
この人、最初から逃げ道探してるな
安全圏から関係をはじめようとしているな
というサインになる。
結論
初手から収入を当てにしてくる女性に違和感を覚える男性がいるように、
女性側もまた「家庭の部品として都合よく機能するか」
という視点で見られていることに違和感を覚える。
それは愛情ではなく、
採用面接に近い空気を生む。
関係は、
「損をしない人」ではなく
「一緒にリスクを取れる人」と始まる。
旅人が世界に託したひとしずくの力が、小瓶となりモラリアの地に届く。
量は問われない。小瓶はそっと物語の糧となり、時折、住人へ不思議な変化をもたらす。
