そもそもソウルジェムとは
魔法少女まどか☆マギカという作品に登場する、魂の代替品のこと。
悪いゆるキャラのキュウべえにノせらせて「魔法少女」になると、
魂を取られる代わりにソウルジェムというなんか綺麗な宝石をもらえる。
そんで、魔法が使えるようになる。
ソウルジェムは最初、キラキラしていて透明だけど、魔法を使いすぎると濁ってゆく。
濁りが一定レベルに達すると、最後は魔女になってジ・エンドという代物。こわ。
育児に例えると、子どもの「心の透明度メーター」。
子どものソウルジェムは、最初めちゃくちゃ透明
目があっただけでニコニコ嬉しそうな赤ちゃん。
子育て経験の、幸せな「あるある」。
「え、純粋さ100%の生命体って本当に存在したんだ…」
って思うやつ。
最初は透明で無垢でピュアな子ども。
3歳くらいで「ママ大好き」とか言われた経験のある人も少なくないはず。
でも残念ながら、いつまでもそんなピュアな感情のままではいられない。
小学生くらいまでは素直でも、中高生になると急にドライになってくる。
これはなぜか。
理由1、成長して複雑な感情を獲得したから。
理由2、ソウルジェム=魂が濁る関わり方をしたから。
3. 親が知らずにソウルジェムを濁らせる行動
- きょうだいや他の子比較する
- コントロールする
- 不安を押しつける
- 完璧を求める
- 怒りで支配する
- 大人の都合で人格をいじる
- 親の承認欲求で動かす
ふつうに大人がされてもムッとするやつ。
職場のひとがこんなだったらとんだブラックじゃない?
大人は仕事をやめればすむけど、子どもはブラック家庭から逃れるすべがない。
魂が濁るに決まってる。
大人でもその職場で何日もつ?ってレベル。
4. 逆にソウルジェムを浄化する行動
- その子のペースを尊重
- 安心を定期的に補給
- 「できた!」を一緒に喜ぶ
- “自分で選ぶ”経験を与える
- コントロールじゃなく環境調整
- 失敗を叱責じゃなく学びに変える
こんな上司の元だったら定年まで働けそう。天国か?
要するに、「その子自身のままで伸びる土壌を整える」方針。
親自身のソウルジェムも管理必要(大事)
ここ重要。
親のソウルジェムが真っ黒なら、子どものジェムは問答無用で濁る。
- 睡眠不足
- 孤独
- ワンオペ
- 理不尽なパートナー
- 社会的圧
- 相談先ゼロ
これで透明を維持しろとか無理ゲー。
私はこの辺の理由で夫を捨てました。
ソウルジェムの健康を守るためです。私のも、子どものも。
だから、
自分のジェムを浄化する努力も「育児の一環」。
結論
子どものソウルジェムを透明に保つのが育児じゃない。
濁っても修正できる環境を整え続けるのが育児。
まどマギ世界と違って、こっちは“やり直し可能”なんだよ。
魔女化しそうなら、大人が手を伸ばせる。
魔女化しそうな大人を、大人同士で救える。
だから悲観する必要はないし、
透明じゃなくなったからって終わりでもない。
ちょっとくらい濁っていても、それは味ってことで。
だいじなのは、いつでも透明に戻れる道があること。
旅人が世界に託したひとしずくの力が、小瓶となりモラリアの地に届く。
量は問われない。小瓶はそっと物語の糧となり、時折、住人へ不思議な変化をもたらす。

