【第54話】「ごめんね」より「ありがとう」を

離婚してしばらくの間、
私は子どもに「ごめんね」とばかり言っていた。

でもある日、
その言葉が子どもを傷つけていることに気づいた

口ぐせは“ごめんね”

片親にさせてごめんね。

寂しい思いをさせてごめんね。

何をするにも、子どもに謝ってばかりの私。

でも、子どもはいつも笑っていた。

長男
長男

ママがいれば大丈夫

その言葉に、私は何度も救われていた。

子どもに必要なのは謝る母親じゃない

気づいたんだ。

子どもに必要なのは、
“ごめんね”を繰り返す母親じゃない。

笑って「ありがとう」を言える母親だということ

ありがとうを伝える日々へ

一緒にご飯を食べて、笑って遊んで、
その一つ一つに「ありがとう」を伝える。

「ごめんね」より「ありがとう」があふれる毎日。

それこそが、私たちの幸せの形なんだと思えるようになった。

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