【第44話】あの時こうしていれば。が止まらなかった夜

過去の選択が頭の中をぐるぐるする

子どもが寝静まった夜、ふと思い出す。

「あの時、違う人と結婚してたら」

「ちゃんと気づいて別れてたら」

そんなもう戻れない分岐点
何度も頭の中に現れて、消えていった。

後悔に浸る時間が必要だった

ちゃんと悲しむ時間をとってなかった。
頑張って忘れようとして、蓋をした。

でも圧力に負けて、
シャパンのコルク栓みたいに飛んでいく。

「あの頃の自分、よく頑張ってたね」

って言ってあげることで、ようやく少しずつ、

今の自分を許せるようになってきた。

後悔の中から、生まれた決意

もう戻れないけど、
今ならまだ、選べる未来がある。

後悔の数だけ、
これから大切にしたいものが見えてきた。

今はもう、誰かのための人生じゃなく、
私のための人生を歩いていきたい。


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【第45話】”離婚”って言葉が、こんなに重いなんて

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