“察して”と“我慢”の連続
結婚してからというもの、
「察してくれない」ことでイライラして、
「察してもらえなかった」ことに傷ついていた。
でも私も、口に出せなかった。

わたし
これくらい我慢するのが妻でしょ
と思い込んでた。
だからいつの間にか、
本音はすべて飲み込む癖がついた。
「いい奥さん」を演じていた日々
料理もして、家事もして、育児も一人でして。
「すごいね」と褒められたかった。
でも現実は、

夫
どこの家もやってることだろ
この一言。
一番しんどかったのは、
誰にも気づかれずに疲れていく自分。
自分でも、
「疲れてる」って認めたら負けな気がして、
ずっと元気なふりをしていた。
壊れたのは心じゃなくて“自己認識”
ある日、泣きながら食器を洗っている自分に気づいた。
「なんでこんなことになったんだろう」って考えたけど、
答えは出なかった。
でも、はっきりしていたのは、
私は“幸せな家庭のふり”を演じるのに疲れ果てていた
ということ。
壊れたのは心じゃない。
自分の幸せを、自分で見失ってしまっていたということ。
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