覚悟と申し訳なさの狭間
子どもにとって、父親って必要だよね?
頭ではわかってた。
世の中には片親であることを理由に、
いろんな視線が降ってくる。
でも、
父親がいるのに、機能していない家庭
の方がもっと傷つくと、私は知っている。
親の冷戦、暴言、威圧。
子どもは思っているよりずっと、
空気を読んで、
傷ついている。
ないことを嘆くより、大事にしたいもの
離婚を決めたあと、長男の寝顔を見ながら思った。

わたし
ごめんね。
普通の家庭をあげられなくて
でもすぐに気づく。
それって、普通って何?
一緒に朝ごはんを食べて、
送り出して、
笑って、
泣いて、
おかえりって抱きしめて。
毎日一緒に過ごす時間が、
子どもにとっての「家庭」なんじゃないかって。
ないものを埋めようとするより、
あるものを大事にしてあげたいと思った。
愛されて育つ子に
きっと、片親でも大丈夫。
ちゃんと愛して、ちゃんと向き合えば、
子どもは強く、優しく育っていける。
普通の家庭はあげられなかったけど、
安心できる場所には、きっとできる。
それを信じて、今日も手を握って生きていく。
何があっても、私はこの子たちの味方だから。
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