【第04話】しばらく距離を置きたい。と伝えた日

これまでの流れ

ずっと見て見ぬふりをしていた
違和感
が、ついに限界を迎えた。

それでも私は、最後に一度、夫に伝えようと決めた。

どうせ届かないだろうと思いながらも、
それでも“言った”という事実が
後々の自分を助けてくれると思ったから。

意を決して別居を切り出す

子どもが寝た後、
リビングで静かに話し始めた。

わたし
わたし

ちょっと…しばらく、

距離を置きたいと思ってる

夫は、すぐには反応しなかった。

夫

…は?どういうこと?

と口にした時の顔は、
理解というより
想定外に混乱しているようだった。

私の中では何年もかけて煮詰まってきた感情だったけど、
彼にとっては寝耳に水だったのだろう。

でもそれこそが、
彼がいかに私のサインを見ていなかったか
の証明だった。

話は平行線

夫

俺だって頑張ってる

夫

なんで急にそんなこと言い出すんだ

夫

子どものことちゃんと考えてる?

どれも
私の心を見ようとしない言葉ばかりだった。

私が話したのは、

  • 子どもと一緒に実家に一時的に帰る
  • 生活費などは話し合って決めたい
  • これは離婚宣言ではなく、
    冷静になるための時間
    ということ

でも、彼の返答は

夫

俺が悪者みたいに言うなよ

話し合いではなく
自分の立場を守ろうとする反応

私の中で、
何かがパキッと音を立てて壊れた
のを感じた。

決意の固まり

話し合いの後、私は眠れなかった。

怒りではなく、悲しみでもなく、
ただ静かだった。

「もう戻れないな」と感じた夜。

次回は
「別居の準備をどう進めたか」
「子どもにどう伝えたか」など、

現実的なステップと心の揺れについて、
書いていきます。

自分の“感情”に正直になることはわがままではありません。

距離を取ることは、逃げではなく、守るという選択肢です。

あなたが自分を守らなければ

誰が守ってくれるのでしょうか?

↓次のお話はこちら

【第05話】子どもを連れて家を出た日

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