これまでの流れ
ずっと見て見ぬふりをしていた
違和感
が、ついに限界を迎えた。
それでも私は、最後に一度、夫に伝えようと決めた。
どうせ届かないだろうと思いながらも、
それでも“言った”という事実が
後々の自分を助けてくれると思ったから。
意を決して別居を切り出す
子どもが寝た後、
リビングで静かに話し始めた。

わたし
ちょっと…しばらく、
距離を置きたいと思ってる
夫は、すぐには反応しなかった。

夫
…は?どういうこと?
と口にした時の顔は、
理解というより
想定外に混乱しているようだった。
私の中では何年もかけて煮詰まってきた感情だったけど、
彼にとっては寝耳に水だったのだろう。
でもそれこそが、
彼がいかに私のサインを見ていなかったか
の証明だった。
話は平行線

夫
俺だって頑張ってる

夫
なんで急にそんなこと言い出すんだ

夫
子どものことちゃんと考えてる?
どれも
私の心を見ようとしない言葉ばかりだった。
私が話したのは、
- 子どもと一緒に実家に一時的に帰る
- 生活費などは話し合って決めたい
- これは離婚宣言ではなく、
冷静になるための時間
ということ
でも、彼の返答は

夫
俺が悪者みたいに言うなよ
話し合いではなく
自分の立場を守ろうとする反応。
私の中で、
何かがパキッと音を立てて壊れた
のを感じた。
決意の固まり
話し合いの後、私は眠れなかった。
怒りではなく、悲しみでもなく、
ただ静かだった。
「もう戻れないな」と感じた夜。
次回は
「別居の準備をどう進めたか」
「子どもにどう伝えたか」など、
現実的なステップと心の揺れについて、
書いていきます。
自分の“感情”に正直になることはわがままではありません。
距離を取ることは、逃げではなく、守るという選択肢です。
あなたが自分を守らなければ
誰が守ってくれるのでしょうか?
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