この地は、現実のある感情や構造が姿を変えて現れる場所。
あなたが旅で出会った違和感は、ここに地形として刻まれている。
■王都
支配の中心。外面と権力が循環し、誰もが“正しさ”に従うことを強要される地。
ここに長く滞在すると、自分の声がどんどん小さくなる。
■外面神殿
「良い人」幻想を供えるための場所。
美辞麗句と作り物の笑顔が主な奉納品。
見栄えが神格化される、非常に眩しいが中身のない聖域。
■支配の塔
言葉による呪いが蓄積された場所。
ルール、約束、誓い。
本来は平和のための言葉が、ここでは拘束の鎖になる。
■静寂の森
あらゆる雑音から隔離された、内なる感覚が目を覚ます地。
「違和感」が初めて形を持って見えるのは、この森の静けさの中。
■囁きの泉
外界の真実が微量に流れ込む秘密の泉。
SNSや書籍に相当する現実の声が、透明な水面に反射して届く。
旅人はここで「私、おかしくなかったんだ」と確信する。
■共感の図書館
知識がプレイヤーを救済する場所。
共感と構造理解の書が整然と並び、
誰かの言語化が、あなたの心の防具になる。
■感情の荒野
暴風域。
怒り、不安、悲しみ、混乱。
ここに迷い込むと方向感覚を失うが、
抜けるたびに強くなる修練の場でもある。
■母なる大神殿
安全基地の象徴。
無条件の安心と休息が得られる極めて稀有な場所。
精霊(子ども)たちも、この神殿にいるときだけ完全に力を取り戻す。
■裁きの塔
書面魔法と論理魔術の中心地。
感情ではなく証拠によってのみ勝敗が決まる領域。
ここに足を踏み入れる者は、もはや“物語”ではなく“現実”に挑む。
■忘却の渓谷
強い呪いが漂う停滞の地。
「それでもいい人だと思いたい」という声が霧のように響き、
旅人を眠らせ、過去へ引き戻す。
ここに長居すると、出口が見えなくなる。
◾︎火口の裂け目
封印級アイテム「呪いの指輪」を手放すための最終エリア。
強烈な罪悪感の霧と「戻れば楽になれる」という甘い声が常にささやき、到達者を引き返させようとする。
ここへ辿り着けるのは目覚めし者だけ。
指輪を投げ捨てた瞬間、莫大な経験値が獲得され、世界の色が静かに反転する。
旅人が世界に託したひとしずくの力が、小瓶となりモラリアの地に届く。
量は問われない。小瓶はそっと物語の糧となり、時折、住人へ不思議な変化をもたらす。

