モラリア王国で生き延びるには、武器よりもまず《装備》がものを言う。
支配勢力が身につけるアイテムは、
どれも一見ただのアクセサリーだが、
実際は精神世界に干渉する強力なデバフ装置。
逆に、目覚めし者が使う装備は、
心の自由度を取り戻すための“護符”として機能する。
このページでは、モラ王勢力の呪物から、プレイヤーに寄り添う覚醒アイテムまで、
モラリア全土で確認された装備品を体系的にまとめている。
構造を知ることは、呪いの効力を弱める第一歩。
自分を守りたい人にも、世界観を楽しみたい人にも役立つ辞典になれば幸い。
■会話支配の首飾り
表面上は話し合いを装いながら、会話の流れをすべて自分に有利に書き換える呪具。
質問にも答えず、論点もズラし、最終的に「俺は正しい」に着地させる。
対話の概念を崩壊させる代表装備。
■好印象の仮面
外向け人格だけを完璧に最適化する自動変身マスク。
家庭内の暴風は外界に一切伝わらず、周囲には優しい人として映る。
外面と内面の落差で相手を混乱させ、援軍を遠ざける効果を持つ。
■都合のいい記憶帳
過去の出来事をその瞬間の自分に都合よく書き換える帳面。
嘘ではなく本人の真実として上書きされるため話が噛み合わない。
事実認識が揺らぎ、相手だけが困惑する地獄のアイテム。
■世界は俺中心ベルト
装着者が一歩でも踏み込めば、周囲の空間が「自分を中心とした世界」に変換される。
他者の事情や疲労は背景ノイズ化。
俺を最優先という価値観を場に強制インストールする恐ろしい装備
■細かすぎる瑕疵探しメガネ
相手の粗やミスだけを10倍に拡大する高性能スナイパーレンズ。
後出し指摘の命中率はほぼ100%。
褒めることは一切できず、相手の自己効力感を徐々に削るのが主目的。
■命令形制御システム
思考回路を俺が正しいで固定し、他者への要求を命令形に変換する内部プログラム。
破綻が起きると逆ギレ処理が自動実行される。
アップデート不能のため、改善も反省も発生しない致命的OS。
■労力無視の護符
他者の努力を自動発動サービスと誤認する呪具。
頼んでもいないのに相手が動く前提で世界を解釈し、感謝回路が初期から削除されている。
■銀の矯正冠
だらしない生活習慣のツケとして被る呪いの歯装備。
表面は光るが内部は崩壊寸前。
口を開けば過去の放置プレイが露呈する。装備者多数。
■電波遮断の耳飾り
モラ王・外野・フラモンの雑音攻撃を自動ミュートする耳装備。
必要な情報だけを通し、心のHPを守る防御系アイテム。覚醒後の必須装備。
■魔道交信機
書籍・SNS・経験者の声など外界の真実の電波を受信できる覚醒用デバイス。
洗脳気味の日常に微細なノイズを入れ、
「あれ、これおかしくない?」という初期違和感を増幅する。
静寂の森や囁きの泉へのアクセスキー。
◼️呪いの指輪
装備者の自己肯定をじわじわ侵食し、「従属」「我慢」「自責」の三重デバフを自動発動。
気づく頃には、心の優先順位がすべて相手基準に書き換わっている。
本来は絆の象徴だが、モラリアでは誓いの言葉そのものが呪術的拘束に変換される。
装備中は思考が曇り、逃げ道すら「自分のわがまま」と誤認してしまう。
解除には、火口の裂け目で自己効用感の炎を灯す儀式が必要。
旅人が世界に託したひとしずくの力が、小瓶となりモラリアの地に届く。
量は問われない。小瓶はそっと物語の糧となり、時折、住人へ不思議な変化をもたらす。

