がんばりすぎて壊れるところだった
「一人で子どもを育てるって、こういうことか」
初めは覚悟していたし、自信もあった。
でも、全部を自分でやろうとすると、気がつけば誰も頼れない世界になっていた。
そしてある日、ふと泣きたくなった。
「このままじゃ、潰れる」
そう思った。
助けを借りるのは“甘え”じゃない
実家の親に頼るのが申し訳なくて、
ずっと遠慮していた。
友達の誘いも、
「子どもがいるから」と断ってばかり。
でも、“一人で全部抱えること”が強さじゃないと気づいた。
「頼っていいよ」
その言葉に、涙が出た。
初めてちゃんと、人に甘えた気がした。
人とのつながりは、自分を回復させる
少しずつ、人と関わるようになった。
子どもを見てくれる手が増えた。
気軽に話せる相手ができた。
“自立”と“孤独”は違う。
そう知ってから、心の中に風が通るようになった。