このページは、性格を「気候帯」に見立ててざっくり俯瞰するパロディ企画です。
あなた自身や周囲の人を診断するというより、「あ、こういうタイプって存在するよね」と気楽に読んでください。
性格気候分類一覧表

砂漠タイプ

雑な総評:「内側に水源を隠してるタイプ」
関係を築けるとオアシスを見せてくれるレア枠。
- 余計な感情が蒸発してる
- 距離感がドライ
- 必要な人だけ生き残る
- 砂嵐(急な気分の荒れ)もある
- 夜は冷える(意外に繊細)
砂漠タイプの感情温度や感情降水量
余白が多い。最低限だけで生きるタイプ。

気温(性格の強度)
- 昼:異様に暑い(たまに情熱的)
- 夜:急激に冷える(急に静か)
- 感情の表面温度差がぶっ飛んでる
降水量(揺れ幅)
- ほぼゼロ
- でも“スコール”が来ると極端
→ 強めの個人主義、だけど悪い人じゃない。
熱帯雨林タイプ

雑な総評:「一緒にいると楽しいけど疲れるやつ」
- とにかくエネルギーが高い
- 人が集まりやすい
- 湿度高めで暑苦しい瞬間がある
- たまに嵐(情緒の暴風)
→明るいし華もあるけど、濃い。
熱帯雨林タイプの感情温度や感情降水量
湿度高めでずっと賑やか。周りも元気、本人も元気。

気温(性格の強さ)
- 年間通してずっと高温
- バイタリティ常にMAX
- 冬が来ない(ずっと陽気)
降水量(感情揺れ)
- ほぼ毎日スコール
- “泣く・怒る・笑う”が全部瞬発型
- でも回復も早い
- 感情が直で天気予報に出てくるタイプ
温帯タイプ

雑な総評:「普通に良い人」
- 四季がある
→バランス取れてる - 様々な生き物との共生
→基本的に協調・共生タイプ - 過ごしやすい気候
→性格的に全年齢に好かれる安定タイプ - 寒すぎず暑すぎす中庸
→周囲との緩衝材になりがち
温帯タイプの感情温度や感情降水量
オーソドックスで扱いやすい「良い人」

気温(性格の強度)
- 年間を通して20〜25度前後
- 春と秋がベスト
- 夏だけ少しテンション上がるけど暴走まではいかない
- 冬はやや静かめ
降水量(感情の揺れ幅)
- 全体的に中くらい
- 梅雨だけ少し揺れる
- でも大荒れにはならない
高山タイプ

雑な総評「ガチめな独立系クリエイター気質」
- 空気が薄い=理解に酸素が必要
- 一部の生物しか生きられない
- 珍しい草花=独自の美意識
- 高度順応できない人は頭痛を起こす
高山タイプの感情温度や感情降水量
天気が読めない、高度が高い、でも好きな人には刺さる。

気温(性格の強度)
- 朝と夜の差が極端
- 基本的に低め
- たまに謎の“めちゃくちゃ饒舌”タイムがある
- 人によっては酸欠(理解不能)
降水量(揺れ幅)
- 急な雷雨(こだわりスイッチON)が来る
- それ以外は意外と穏やか
- 雨が降ってもすぐ止む
→ マニア受けする気候帯。
冷帯タイプ

雑な総評:「ツンデレ、職人気質、哲学者」
- 気温は低いが生命力は高い
- 沈黙がデフォ
- 慣れると居心地が良い
- 外から見ると感情が読みにくい
冷帯タイプの感情温度や感情降水量

距離感バランスが良く、感情が見えにくい。
気温(性格の強度)
- 年間通して低め(15度以下)
- 夏だけ少し暖かい
- 基本的に落ち着いてる
降水量(揺れ幅)
- 年間を通して安定
- ただし“季節風”のときだけ爆発がポツッと起こる
- 不安定さは少ない
→ 安心安全の「静かに強い」
寒帯タイプ

雑な総評:「悪い人じゃないけど近寄りがたい」
規律と自立がデフォ。職場に一人はいる。
- 超クール
- 独自ルールが雪原のように広がる
- 情緒よりロジック
- 踏み込みすぎると凍傷
寒帯タイプの感情温度や感情降水量
人付き合いは絞る。信頼度は雪のようにクールに判断。

気温(性格の強度)
- 基本0度前後
- 凍りつくときは凍りつく
- 夏が極端に短い
- ウォームアップに時間がかかる
降水量(揺れ幅)
- 月によってはほぼゼロ
- でも吹雪(激情)が来るとやばい
- 少ないけどハード
→ 厳しいけど悪人ではない。
番外編:火山帯
ここから先は、ちょっと真面目な話を。
ここまで穏やかな気候を見てきて、
「あれ、自分や周りの人だいたい当てはまるな」
と思った方も多いと思います。
でも。
モラハラ気質、パワハラ気質、いわゆる自己愛気質だけは気候帯に分類できません。
理由は単純で、
あいつらは「気候」じゃなくて「災害」だから。
温度調整も、コミュニケーションも、努力も通じない。
周囲がどれだけ丁寧に環境づくりをしても、災害が相手じゃ太刀打ちできない。
だからもしあなたが、
過去に自己愛気質の誰かに心を削られた経験があったとしても、
それはあなたの落ち度じゃないんです
地震や噴火に遭った人に向かって
「あなたの対処が悪かったんじゃない?」
なんて言う人はいません。
ここから先の「火山帯」は、
そんな理不尽な災害のメカニズムを、軽いパロディで可視化しました。
自分を責めてきた人にこそ、肩の力を抜いて読んでほしい章。
静穏期

※補足
ごく稀に、本人は生涯この「静穏期」のまま終える。
その場合、周囲は「良い人だよね」で完走するため、
本質に気づけなかった人を責める必要は一切ない。
- 表面は朗らかで平和な日常そのもの
⇒周囲は「いい人っぽい」と勘違い開始 - じつは地中奥深くにマグマが溜まっているが、まだ誰も気がつかない
⇒中で溜まった圧の逃げ場がない精神構造
前駆活動期

- よく見ると地面に亀裂やわずかに噴煙のようなものが
⇒理由不明の不機嫌や沈黙の圧 - 体感できるかできないかレベルの小さな地震が頻発
⇒被害者モードや、ちょっとしたことで怒気を含む物言い
噴火活動期

- 噴火爆発
⇒怒りの爆発 - 噴石や噴煙をまき散らす
⇒論理ゼロの攻撃や人格否定 - 自然災害
⇒自分は悪くないの一点張り
噴火後、そこに広がるのはただ地獄のような光景。
- 急に静かになる
- 周囲は焼け野原なのに本人は罪悪感ゼロ
- 時間が経つと、またふつうの山っぽい外見に戻る
ちなみに、
噴火後の山の植生って、
見た目だけなら数年で緑が戻ってくるけど
生態系そのものが噴火前レベルに戻るまでには
数百〜千年かかると言われている。
富士山の観光ガイドさんが
「土壌の層が一から作り直されて、草→低木→高木って何段階も経ないと元に戻らないんですよ」
と説明していて、なるほどなぁと思った。
表面が「いつも通りの山」に見えても、
内部ではまだ回復途中だったり、噴火の痕跡を抱えたままだったりするらしい。
旅人が世界に託したひとしずくの力が、小瓶となりモラリアの地に届く。
量は問われない。小瓶はそっと物語の糧となり、時折、住人へ不思議な変化をもたらす。

